2008年09月

2008年09月13日

資金調達と過払い利息返還請求

何とか資金調達しないと先が見えているので、日本振興銀行と国民生活金融公庫に再度申し込んだ。

融資は出来るものなら借りない方がいい。有利子負債だから。
でも事業の明るい兆しが見えてきた中で、今はどうしても資金がいる。
また売り上げ増に伴う資金ショート、現金仕入れ、入金ずれの対応、設備投資もしたい。
資金調達できれば経営が安定し、倒産せずに済んだ会社もあるはず。

振興は一次審査が通ったが、リスケをお願いしているメインバンクの手続きが遅れ、返済ストップ状態なため当座照合表に引き落としが載らず、それが支払い延滞と見られるとのことで却下。
”当社が悪いわけではない。銀行の担当者に電話してもらってもいい”と言っても基準なのでダメだと言う。

なんだそりゃ。タイミング悪すぎ。がっかり。

国金は今回は絶対いけると思っていたし計算に入れていたが、担当から電話があり今回も駄目だと言う。全身からスーッと血の気が引いた感覚を覚えている。

なんで?どうして?
試算表では大幅改善され、利益も出ていて長短借り入れも減っているし、しっかり返済して来たのに。

ガッカリなんてものじゃない、死活問題。
”誰が駄目だって決めた!上司か!上司を電話に出せっ!!”

”少々お待ちください”

結局上司は出ず、担当曰く”もう一度協議することになりましたのでまた電話します”

やった。再審査だ。・・・・・昨日また紙切れ1枚が送られて来た。
電話ではなく封書。やなことから逃げずに筋を通せよ、男だろ。


国金よ、組織として何をなすべきなのか解っているか。
存在意義、役割、使命を勘違いし、今の社会情勢の中で政府系金融機関として望まれていることを考慮せず、自分の都合ばかり考えていると面談やかかわりの中でよくわかった。
金融のプロの集団のはず。プロの仕事をしてもらいたい。
貸してなんぼの金融機関のはずが、想像力が学生レベルのため生きた貸付先がわからない。昔から点数の中にいるから世間が見えない。

もって生まれた境遇やさだめの中で苦しんでいる人がいる、手当てが必要な人が。

安穏とした組織にまかれた人間は変化ができない。

気づかせてあげなければならない、少しでも変わってほしいとの願いを込めて、金融庁、財務省へのメールや申請意見書、面談では訴えたけれど・・・。


国は現在840兆の債務残高、280兆の債務超過状態。
当社に当てはめれば4億2千万の過剰債務、1億4千万の債務超過・・・こんな金額にはなれない。
金融機関がここまで貸すわけがない。国は国債発行を主軸としてここまで膨らめたと言うこと。

でも国も「生き金」のためなら国債を発行するなりの借金も許されると思う。
勘ちがいをし、のほほんと肥えだめにつかり、金をもてあそんでいる今の役人たちが許せない。


それにしてもまさか両方とも駄目になるなんて。
計画崩れ、頭真っ白、この先どうする。・・・いいかげん疲れた。
昨日の昼休み横になりうなった。ウーッ、ウーッて、怖くて、怯えて。
このまま眠りについて目が覚めなければ楽だろうなとも思った。

これも試練とでもいうのですか。いつまでですか。教えてくれないのですか。
なんでここまで苦しめるの。と言ったら遥かにいろいろなことで苦しんでいる人達に申し訳ないけれど・・・。

何でもいい蹴とばしたかった。こぶしから血を流してもいいぶん殴りたかった。
泣きたかった・・・でも泣かない。泣くのは成功した時と決めているから。


そんな状況で疲れきった状態だと、普段と同じことをしているつもりでも心が動じているのだろう、自宅への帰路、車をこすってしまった。
運転には自信があり、最近左の感覚が甘いなとは感じていたが、まさか車をこするとは。
修理代か・・・どうするこのまま乗る?あまりにもみじめか。

こすったと言えば家内が昨年手術の前に私と同じところでこすった。
あの当時は家内にしてみれば自分を支えるだけで精一杯の精神状態、家計状態だったろう。
その車はいまだに修理していない。かわいそすぎ。

社長夫人だと言うのにそんな車に乗せられ、美容院にも行けず、服も買えず、最近やつれた表情。
女はすべて男で決まる。貧乏くじ引いたな、ごめんね。
そういえば今年の11月は結婚20周年だ。20周年だぞ。よー、おめえしっかりしろよ。

考えてみれば私は家内に何もしてあげられていない。逆にしてもらっている。情けない。無力な男。

身障2級で、手足の変形が進み不自由な体なのに、朝から晩までたまには休みまで働かせられ、その上金苦労か。たまったもんじゃねえな。

一昨日、タウンページを見たのかホームページを見たのか聞かなかったが、新規のお客さんが当社に印刷物を取りに見えた。
30代後半の女性で、最初にいただいた名刺の名前が、印刷物の中に代表就任のあいさつ状、二つ折りカード封筒付きがあり、代表の名前と同じなのでたぶん社長夫人だろう。
校正や打ち合わせで何度か会社に見えたが、いつもこぎれいにしていて、昨日印刷物を運ぶため外に出て見たら乗っている車はクラウンだった。
震えが来るほどくやしかった。そして燃えた。あれが社長夫人て言うんだよ。早く家内も社長夫人にしたい。

で次の日の午前中に国金からのお断りの封書が届いた。

嘆いていても何も始まらない。次の手を考えねば。



昨年の貸金業法改正の影響で今、銀行系を含めた貸金業者は貸したくても貸せない状況だと至る所から耳にする。
普通はそんな情報は入って来ないが、私の場合は入って来る。偉くもないが。

今は不動産担保ローンか保証人付けかおまとめローンくらいしかノンバンク、消費者金融は生き残れない。
保証人付けは保証人に対しても総量規制が適用されるため仮に300万の保証になってもらう場合年収900万なければならない。
よく限度額500万なんてCMでやっているが、500万借りるには年収1,500万ということになる。そんな連中は消費者金融なんかで借りる必要はないだろう。
でも最近では医者もノンバンクから借り入れを起こしていると聞いたことがある。
おまとめローンに関しては条件付きで総量規制の特例があると言う。

「完済人をはじめよう」なんて寝言いいながら東京スター銀行が最近よく露出している。
あそこは地域限定、経営者対象外。対象は公務員か条件の相当いいサラリーマンだけ。
CMも番組提供はしていないようで、スポットかステーションブレイクという出し方だけれど、CM製作費、電波料は相当な金額のはず。
なのにそんなに需要があると言うことか。


消費者金融準大手の三和ファイナンスが債権者破産を申請されたが、貸したいけど貸せない。借りたいけど借りられない状況の中、過払い利息返還請求が増えているためだ。
弁護士や司法書士も相当力を入れているところが多い。だって金になるから。

私も恥ずかしながらノンバンクや消費者金融で回して来た。
銀行関係が貸し渋る中、不景気が続く中、リスクをしょって貸し出し、上場まで出来たノンバンクたちのおかげがなければ今この会社も父の家もない。

でも、私も動くことにした。
過払い利息返還請求を現在返済中のところにすると、個人信用情報機関に移動情報、事故情報として登録されブラックリストになり、平均7年間はその情報が抹消されない。

ブラックになれば新たなローンは当然組めず、仕事で使う車両も買えない、リースも組めない。
CLINにより銀行関係にも詳細が分かってしまう場合もある。
インターネットビジネスではクレジットカードが使えないと致命傷であり、日本も欧米並みにクレジットカード社会になっていくであろうことを考えると7年は長い。
また今特にブラックになるわけにはいかない事情がある。

そこで完済したノンバンク2社に申請することになった。
手続きは友人の顧問弁護士に依頼することになり、東京まで行って来た。

弁護士怖い。客という意識は全く感じられなかった。

1件は私が資料を作ることになった。私に代わって手続きの代行をしてもらう対価としての成功報酬2割と思っていたのでちょっとがっかり。
完済の場合、貸金業者に情報開示の義務はないと言っているが私の調べた情報と違う。
俺だってわかんねーよ。残がわかる最後の領収書だけは残し、みな処分した。残したくないもの。
それを何とかしてくれるのがプロじゃないの。

2割も成功報酬貰うんだ、ようし、金融庁を脅してでも圧力をかけ開示させようとか。
法改正を申請するとか、情報があるのに隠している事実が判明した場合即刻業務停止とか。
その代わり5割よこせとかね。

車の車検だってすべての諸手続きやってくれて、終わったら代車と引きかえでしょ。
印刷だってそうです。

まあぐだぐだ言ってもしょうがない。やるしかない。金になるのが分かっているのに動かない手はない。
でも裁判になるかもしれないと言っていたな。あさってやろう。

とかく多重債務と聞くと、「悪」「だらしない」との印象がある。

今の状況はなるべくしてなったもの、偶然はなくすべては必然。人や周りのせいには出来ないし、しても何も変わらない。自分で選び行動したから今がありすべては自己責任。
でも今の状況を恥とか恥ずかしいとは思わない。
考えも甘く、力がないことは否めないが、それに気づき必死にやって来た自分に対し失礼だから。



最近こそ景気対策や中小零細企業の支援、対策と新聞などで目にするようになった。
前は中小企業だけだったが、零細がつき中小零細企業になった。
金融庁が各金融機関に、積極的に中小零細企業に融資を行うようにと文書で通達を出した。

いつも3年遅いんだよ。あんたらのやることは。
でも直接国が窓口にならないと何も変わらないよ。銀行への公的資金注入みたいに。

他にも、
設備投資意欲が低下していると新聞記事・・・設備投資したいさ、出来ねんだよ。ばっかじゃねえの。

総裁選で貴重な時間と金使ってないで、早く仕事をしろよ。

公的資金を注入した「あおぞら銀」が40億の赤字だって。

ソフトバンクはすごいな、次から次へ波状攻撃。さすが孫正義。

食品偽装・・・懲りないね。

それにしても俺の親って何?・・・これは言えない。



振興か国金で資金を導入し、弁護士にも依頼し、完済を増やし利息を返還し、
月々の支払いを3分の1にし、まとめ高利を低利にする。金利の差額だけでも相当な額になる。
親戚でも知り合いでもない金融業者を食わしているわけでもったいないことだ。

こまごました返済管理や返済行動の煩わしさから解放され、集中して仕事に専念し、極大利益を出し、再建発展し、若者をいれ拡大したい。
そしてなによりお世話になっている人に恩返しをし、楽しく酒も飲みたい。

momorara2 at 20:07|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!