2008年07月01日

姉からの電話

先日姉から電話があった。

“景気はどう?”という声にはあからさまに不機嫌さが感じ取れた。
その言葉と声に何が言いたいのか瞬時に理解できた・・・・・。


姉は12年前に夫を亡くし、体の弱い中、母一人娘一人で泣きごと言わず今まで乗り越えてきた。
そんな姉に私は、私募債や個人的にもお世話になっているという、恐ろしいほどのクズ。

誰も姉に頼みたくはない。
守るべきものを守るために、計画ありきの短期手段としてお願いしたのだ。
と言っても計画通りに行っていないため今もお世話になっている情けない奴。

姪が私の娘に服をくれると家に来た。
その時姪が見たのは液晶テレビ37インチ、DVDレコーダー、スピーカーセット。
私が親友の新築祝いで見た時の感情と同じであろう。「液晶テレビ、いいな」。
自然の流れで姉に報告。
あとは人間の環境と感情・・・。


買い換える前のテレビはポンコツ。
映像の世界に一度はいた人間にとって屈辱的ともいえる状態。

買えっこねえだろ、どこにそんな金がある。
何?俺って。このままだと電化製品も買えないわけ・・・。

チラシは見ないふりをして来たが、ある日ジャパネットたかたのチラシを見た。期間限定のお得なセット。

37インチか、誰かが家にきてこれを見たら、金がないと言いながら景気がいいじゃんと思われるだろうな。
事情も知らなければ誰だってそう思う。
そい言えば親友の家にあったテレビも中古で買ったのかもしれないし、もらったのかもしれない。かっぱらってきたのかもしれないし、30回払いで買ったのかもしれないな。
人間てつい自分の価値観で環境下で判断してしまうものだな。

申し込んでみよう。
金利はジャパネットが負担で、30回払い、月々6,000円ほど。
6,000円くらいなら何とかする。
32インチでいいのだけれど、32インチは30回払いがないので月々の支払が多くなる。
37にしよう。楽しみなんかなく、土日も夜も動いて、家族にも迷惑かけて、何のために働いているのか分からない状況。
任意整理なんかすれば間違いなく無理だ。



ジャパネットの保証会社はあの審査が厳しいと有名なセントラルファイナンス。
ネットで確認するとセントラルファイナンスの加盟する個人信用情報機関は全情連、テラネット、CIC・・・。
全部網羅じゃん、駄目だこりゃと思っていたが通ったのだ。



普通理由も知らなければ景気がいいと思われる。あたりまえ。

貸した金も返さないで豪華なテレビ買いやがって、そんな金があるんなら6,000円ずつ返しな、と言われても仕方ない。

俺は犯罪者か。
つくずく思った、俺には借金返すまで贅沢は出来ないいんだと。

これを見逃したらチャンスはないというテレビの購入が贅沢?
はじめてのDVDレコーダーはもっての他か・・・。

うまいもん食ったり、どこか金のかかるところへ遊びに行ったりする権利もないわけ?。

俺はいいさ。子供に妻に罪はない。夏休みも来るというのに、とことん情けない男!!


いやいやへこたれてたまるか。
何としてもこの状況を改善、改革しなくては。
偶然はない、すべては必然。なるべくしてなった今の状況。
すべてには必ず理由がある。
なんだかんだ言っても自分で選択し行動して来たわけだ、言い訳はできない。
自分を作ったのは自分。また変えうるのも自分ということだ。





momorara2 at 19:20│Comments(1)TrackBack(0)clip!

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この記事へのコメント

1. Posted by otoppy   2008年07月21日 11:09
そのとおりです。久しぶりのネギシ節・・・爽快というか・・・
私は本業のためか家はでかいです。居間は20畳あります。今年に入り、テレビが壊れてしまい、その広い居間に結婚祝いでもらっていたトースター程度の大きさのテレビがあります。来客者は「防犯モニター?」「かわいいけれど、野球は見れないね!」なんて好き放題言ってます。そんななか、20年たった冷蔵庫が1時間に10分位、爆音を出し会話とテレビの声をかき消してくれます。
私はテレビがほしいです。妻は冷蔵庫がほしいです。
娘は私立中学に行きたがっております。

何とか踏ん張り、どれか一つでもかなえてあげたいですね。

それと、私は二代目になる前は東京で広告・印刷の会社で営業をしておりました。優秀だったんですよ!?
地獄のD○Pです

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